この本を選んだ理由
株は現物取引しかしておらず、銘柄選択は会社のネームバリュー、株主優待、配当金をチェックして、利回りが高いなら「買い」といったような素人手法で取引しています。
優待や配当金が良い株は権利確定日に向けてまた上昇する傾向にあるので、含み損を抱えても特に損切はせず、基本的に権利確定日前後で利益確定するようにしています。
- ネームバリューが大きい会社は潰れるリスクが少ない。→買い
- 株主優待や配当金が良いと人気があるので、含み損でも助かる可能性が高い。→買い
- みんなの株式というサイトをみて、割安か割高か確認する。→買い
しかしこれではいつか大損する可能性があることや、このブログ作成を機に株の勉強をしてみようと思い本を買うことを決めました。
対TOPIX業種指数チャートの動きに乗る 個人投資家のための「市況株」短期トレード
この本の著者は、YOUTUBEのパンローディングチャンネル内の「浜本学秦の株式市況解説とセクター分析」で解説もしてくれています。
2019/11/8 浜本学秦の株式市況解説とセクター分析
本だと分かりづらいことも動画(しかも無料)でみると理解できる部分もあるので、お得だと思い購入することを決意しました。
本の説明・感想
簡単なあらすじ
- ファンダメンタルズ分析が通用しにくい市況関連業種の銘柄を限定し、テクニカル分析を元にスイングトレードを行っていく。
- 対TOPIX業種指数チャートと関連指標(金利や原油価格など)を確認して業種を絞り、その中から連動する株を売り買いしていく。
目次と感想
まえがき
序章 ~誕生秘話~
第1章 株価が変動する要因
マーケット要因と個別銘柄要因の解説がされており、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りの基本的な説明がされています。
第2章 テクニカル分析とファンダメンタル分析
株の適正価値の確認方法について説明されています。要点が絞られておりとても分かりやすく感じました。
第3章 市況株とは何か
市況株(外部要因によって株価が変動する銘柄)のメリット、特徴について説明されています。
第4章 市況株に関連する業種紹介
東証33業種中13業種が外部要因からの影響が顕著なため、その各セクターの変動要因や主な特徴について説明されています。株の知識が乏しい中、急に沢山の業種セクターの話になり難しかったのです。特徴については自分でも検証して確認する必要があると思いました。
第5章 市況株短期トレードの業種選択の考え方
ここでようやくTOPIX(東京証券取引所の第一部に上場している全銘柄を対象とする株価指数)の説明がされ、このTOPIXと各業種センターの指数の動きを比較して見ることによって、各業種セクターが市場全体と比較して強気か弱気か確認する方法が説明されています。また外部要因についての見方やURLも説明されています。
第6章 市況株短期トレードの銘柄選択の考え方
業種セクターを選択した後の銘柄選びが説明されています。銘柄も記載されておりとても親切な説明になっています。
第7章 市況株短期トレードの流れと実例
第8章 練習問題
巻末付録 できることから始めましょう
あとがき
まとめ
第6章では実際の個別銘柄名、7章では考え方と取引手法、8章では実際の使用方法が説明されており、基礎ができている方や時間がない方はここの章から読んでもいいかと思います。
外部要因になりえる以下の指標についてはFXでも確認しているものもありますので、株でも使用できれば分析時間が短縮されます。
日本国債10年利回り/日経平均株価/原油、石炭、金、銅、アルミ、ニッケル、鉄鉱石、鉄スクラップの価格/輸入製紙貿易価格
今後この本を活用・検証しながら、実際に株の取引をしていこうと思います。