読書

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文学・評論

【ブックレビュー】「陳澄波を探して 消された台湾画家の謎」 柯宗明 著、栖来 ひかり 訳(岩波書店、2024年)

2.28事件に巻き込まれるしかなかった一人の台湾画家、陳澄波(ちん・とうは 1895-1947)。実在した人物の痕跡や生き様を、フィクションの人物が探偵役となって追いかける本作は、エンタメ性を交えつつも、台湾の人々が日本統治時代から光復(日本からの解放)後の中国統治下において虐げられてきた歴史の実相に迫り、声をあげられなかった市井の人々が胸の奥にしまい込むことしかできなかった思いを紐解く。
文学・評論

【ブックレビュー】「ももちゃんのピアノ」 柴田 昌平(著) 阿部 結 (イラスト)

優しい筆致からこぼれ出す美しいピアノの旋律。憧れて練習していた外国の曲は禁止され、戦争に巻き込まれていくももちゃん。元ひめゆり学徒の与那覇百子さん(ももちゃん)の半生を描いた作品。
NEWS

【ブックレビュー】「水素エコノミー ―エネルギー・ウェブの時代」 ジェレミー・リフキン (著)

太陽光も風力発電も気になりますが、「水素」が気になります。脱炭素社会に近付くための次世代エネルギーとして「水素」が存在感を示している昨今、知識人の書いたこのボリュームある書籍を手に取ってみました。20年前に出版された本ですが、あらゆる方面への示唆に富んでいて参考になります。
文学・評論

【ブックレビュー】サルガッソーの広い海(ジーン・リース) 

ミュージカル「ジェーン・エア」を観た影響で、西インド諸島出身の作家の書いた「サルガッソーの広い海」を読みました。
文学・評論

【ブックレビュー】作曲家・普久原恒勇さんの本

2022年11月1日、「芭蕉布」「島々清しゃ」「ゆうなの花」などの作曲で知られる普久原恒勇さんが亡くなりました。沖縄を歌った数々の名曲「普久原メロディー」はこれからも世代を超え、風に乗って歌い継がれていくと思います。 普久原恒勇さんの書籍について紹介します。
SDGs

環境月間だから考えてみる⑦ 沖縄は蜂群数全国一位

沖縄の養蜂を巡る状況。そして「ばばこの蜜蜂」―2021/2/2 なかみや梁(著)沖縄タイムス社(出版)
SDGs

環境月間だから考えてみる⑥ ハブとオオカミは生物多様性を守る

生物多様性について考えたいときにおススメの本。・毒蛇ハブ  – 2020/6/10 中井 穂瑞領 (著) 宮本 雅彰 (編集) 南方新社 (2020/6/10)・自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち – 2021/10/20 キャサリン・バー (著) 幸島 司郎 (監修) 植田 彩容子 (監修) ジェニ・デズモンド (イラスト) 永峯 涼 (翻訳)
SDGs

環境月間だから考えてみる⑤ 【ブックレビュー】DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法

地球温暖化を食い止めるための具体的な100の解決策が提示された本書。「DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法」 山と渓谷社 (2020/12/19) ポール・ホーケン (著) 江守 正多 (翻訳) 東出 顕子 (翻訳)環境月間に読むのにおススメです。
SDGs

環境月間だから考えてみる③【ブックレビュー】アル・ゴア「不都合な真実2」

「不都合な真実2」アル・ゴア (著) 枝廣 淳子 (翻訳) 実業之日本社 (2017/11/7)。2007年ベストセラーの「不都合な真実」から10年。「あれから世界はどう変わったのか?」
文学・評論

世界史を学び直したい②【ブックレビュー】20の古典で読み解く世界史(2021/8/19) 本村 凌二 (著)

今自分がどういう時代を生きているのかを知る鍵を「歴史」から見つけることが出来ます。文傑たちが命を懸けて書き上げた作品から世界史を学ぼうと思い「20の古典で読み解く世界史(2021/8/19) 本村 凌二 (著)」を手に取りました。個人的感想を書いています。
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