家庭菜園ビギナーであることを顧みず、約3ヶ月前にメロンをベランダで育て始めました。
鉢上げしたメロンの品種は「アニバーサリー」といい、ベランダで育てられる種類のものです。
いったん結実したものの、残念なことに苗が病気にかかってしまい、十分な大きさまで実らせることができませんでした。
初めてのメロン栽培、成功ならず!
残念な結果ではあるものの、メロン栽培の失敗事例として紹介します。
途中まで育ったメロン
結実しかけたメロンの写真です。
この大きさのまま1ヶ月近く経過してしまったので、摘果することにしました。
直径と重さは以下の通りです。(左から順)
- 7.5cm 187g
- 6.5cm 133g
- 6.5cm 130g
左と真ん中はひと目見てメロンだとわかるネットがしっかり発生しています。縦ネットと横ネット両方入っています。右はネット発生初期なので、パッと見はメロンだと分かりません。
本来であれば、交配後50日が経過して約1kg程度になったら収穫時期らしいので、かなり未熟なまま収穫日を迎えてしまったことになります。
枯れてしまった苗
メロンを摘果した時の苗の様子です。可哀想な姿に成り果ててしまっています。
病害虫にやられてしまったものと思われます。下の写真のように、メロンの葉の裏に虫が張り付いておりました。虫が苦手な方は見ない方が良いです。
病気の兆候
今回3つのメロンの実が結実しかけましたが、その幼果の様子を写真で振り返った時に、病気の兆候を見つけることができました。
葉っぱに白い斑点のようなものが出来ています。これはメロンモザイク病の症状かもしれません。
- メロンモザイク病: 葉っぱや果実にモザイクのように濃淡が生じ、最終的には「えそ」が生じる病気。
この病気はアブラムシによりウィルスが伝搬されてしまうそうです。
病害虫が原因で起こってしまうこと;
- 葉や茎の汁を吸い、株を弱らせる
- ウィルスを伝搬する
今回はこの両方が起きてしまっていたと推測します。
今回、1つの実は人工交配で結実しましたが、あとの2つは蜂による自然交配によるものでした。それが嬉しくて幼果の生育にばかり目がいってしまい、病気の早期発見が出来なかったどころか、病害虫対策そのものを失念していました。
取るべきだった対策
少なくとも虫の侵入を防ぐネットのようなものを付けておく必要があったかと思います。
しかし、蜂による自然交配を行いたいのであればネットを張れないので、「時すでに遅し」とならないよう病害虫がいないことを日々確認しながら、1〜2個結実を確認した後にすぐ張るなどした方が良いかもしれません。
今回の場合は、蜂が飛び交っているタイミングと病害虫に侵される時期がほぼ同じだったのではないかと推測します。人工交配の一択にしてネットを張り巡らせておくという対策を取っても良かったのかもしれません。
3個の小さなメロンをどうするか
摘果した3個の未熟なメロンをどうするかはまだ検討中で、現在は冷蔵庫の野菜室に保管中です。
ウリ科なのでサラダにして食べることが出来れば良いなぁと思ったりするのですが、何せ病気にかかっていた苗の実なので、割って中身を確認するのが少し恐い部分があります。
決着したらまたブログに書きます。
コメント