家庭菜園ビギナーズダイヤリー11:パッションフルーツとバタフライピーで緑のカーテンを始めました

建物の外壁や窓にツル性植物を這わせて作る緑のカーテン。

緑のカーテンと言えばゴーヤーという印象がありましたが、ベランダで4月から育て始めたツル性植物のパッションフルーツやバタフライピーが勢い良く伸びそうだったので、この際だから緑のカーテンにしてしまおうと思い、グリーンネットなどを使って形を整え始めました。

今回の記事では、我が家ではどのように緑のカーテンを始めたか紹介したいと思います。

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緑のカーテンで得られる省エネ効果

建物の外壁や窓にツル性植物をカーテンのように育てることにより得られる効果は、主に以下の2つです。

  • 遮光効果 → 植物が日光を遮ったり和らげたりする
  • 冷却効果 → 植物から水分が蒸散され周囲の温度を下げる

緑のカーテンで得られるこれらの効果によりエアコンの使用を抑えることができ、家庭の節電・省エネにつながると言われています。

パッションフルーツとバタフライピーを選んだ理由

私は今年3月から家庭菜園を始めたばかりのビギナーなのですが、家庭菜園を継続するにあたり重要なことは「自分が今一番育てたいものを育てる」ことだと聞き、早速実践しました。

まずパッションフルーツに一番大きな憧れを持っていたので、それを選びました。またバタフライピーは苗を種苗店で見かけて興味を持ち、購入しました。

購入後にそれらが緑のカーテンに向いているということを知り、せっかくベランダで育てるということもあり緑のカーテンに挑戦することに決めました。好きなものを育てて省エネ効果を得られれば一石二鳥です。

他に緑のカーテンに向いていると言われるツル性植物

ゴーヤー、ヘチマ、キュウリ、シカクマメ(ウリズン豆)、アサガオ、ユウガオなど

緑のカーテンを作る過程

どのようにゼロの状態からカーテンらしく形を整えていったのかを紹介します。まずは苗の鉢上げのことから紹介します。

パッションフルーツの鉢上げ

パッションフルーツは異なる種類のもの同士の交配で結実するとのことなので、黄色と紫の2種類の苗を購入し鉢上げしました。

黄色のパッションフルーツはこちらです。鉢上げから2週間程度経った頃の写真で、ツルの長さは40cm程度です。

 

紫のパッションフルーツはこちらです。同じく鉢上げから2週間程度経った頃の写真です。ツルの長さは2週間で3倍くらいに伸びました。

 

紫のパッションフルーツについては、実は上の写真より先に買った苗が全く成長せずご臨終されました。下の写真のものです。

種苗店で購入した時、黄色より紫の方が人気が高いためか、紫は残り1つか2つでした。黄色と紫の2種類を同時に育て始めないとタイムリーに交配できないと思い、売れ残っている「少し弱々しいな…」という苗を購入したのですが、やはりうまく育ってくれませんでした。購入時の苗の見極めは大事だと痛感しました。

バタフライピーの鉢上げ

バタフライピーは鉢上げ時はこんなに小さな苗でしたが、

鉢上げから1ヶ月経つとツルが1m程にまで成長しました。

なおバタフライピーの鉢上げについては過去記事でも詳しく書いています。バタフライピーがハーブティーになることや、バタフライピーに含まれるアントシアニンの効果などもまとめていますので、興味がある方はそちらをもご覧ください。

家庭菜園ビギナーズダイヤリー6:バタフライピーが仲間入り
1ヶ月と数日前に2種類の苗から始めたベランダ菜園に少しずつ仲間が増え、今回バタフライピーが仲間入りしました。バタフライピーはドリンクとして人気で、アントシアニンが豊富なため体に良く、またフォトジェニックな鮮やかなブルーを楽しめるマメ科の植物です。どのような効能があるか紹介しています。

鉢上げから約2.5ヶ月後

鉢上げから1.5ヶ月程経った頃にはもう茶色い手すりの高さ(約80cm)を超え始めていました。

鉢上げから2.5ヶ月経った現在は、手すりの上に張り巡らせたグリーンネット(同じく約80cm)の高さも通過し始めました。

鉢上げ時はパッションフルーツもバタフライピーも30cmに満たない苗でしたが、約2.5ヶ月でツルの長さが160cmを超えたことになります。

行き先が無くなり右往左往しているツル達に道を作るべく、さらに緑のバーの位置から高窓にかけてグリーンネットを張りました。

約1m程の長さです。このように高窓の上部に向けてピンと張っています。

この面積全てにツルが行き渡れば、緑のトンネルのようになるなぁと夢を抱いております。

何はともあれ、ひとまずこれでツル達の行き先を確保できました。

緑のカーテンを作るのに使用したもの

緑のカーテンを作るために使用したものは以下の通りです。

  • グリーンネット(購入)
  • サッシ取付金具(購入)
  • 緑のバー(支柱)(購入)
  • 園芸用ビニールテープ(元々持っていたものを使用)
  • ライター(元々持っていたものを使用)

グリーンネットは、「緑のカーテン用ネット」「園芸用ネット」「ツル性植物用ネット」などとも言います。大きめのネットを購入し適当な長さに切って使う場合は、切ったところをライターであぶってホツレ止めを行うと良いです。

サッシ用金具は、オーニングやすだれなどを窓の外から吊るす場合に使用されるものです。緑のカーテンもオーニングやすだれと仕組みは同じなのでイケるだろうと思い、使ってみました。

以下のように高窓の3箇所に設置しています。

緑のバー(支柱)は園芸には欠かせないもので様々な用途に使えますが、今回はポールとして使用しており、ベランダの手すりに固定しています。

固定した支柱にグリーンネットを張り巡らせるわけですが、このように園芸用ビニールテープでしっかりと固定しています。(手すりと支柱もこのテープで固定しています。)

緑のカーテンの効果やいかに

ぐんぐんあっという間に育っていくツル性植物。

どこまで伸びていくのか楽しみにしていようと思います。

バタフライピーの花が咲くと、それだけで何とも涼し気です。

一重咲きのバタフライピーはこちら。

八重咲きのバタフライピーはこちらです。(ちょっと分かりづらいですが…)

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