家庭菜園ビギナーズダイヤリー14:自家製かたつむりホイホイ

家庭菜園をやっていると雨が降った時に感じることは2つ。

①「今日は水やりしなくてもいいや、ラッキー!」

②「かたつむりが出てきてしまう…」

かたつむりはプランターに植えている植物の花びら、芽、葉っぱなどを食べてしまう悩ましい存在です。1匹、2匹であればそこまで問題ありませんが、雨の日が続いた後は大量発生していることがあり、数が増えれば増える程やっかいなものになります。

かたつむりが苗の葉っぱを食べているのを放置していると、その苗が枯れてしまうこともあります。大事に育てた苗がかたつむり達の食糧となり枯れてしまうのは大変ショックです。

特に梅雨の時期は要注意です。

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自家製かたつむりホイホイ

そこで登場するのが、この「自家製かたつむりホイホイ」です。

ペットボトルの内側に「マイマイペレット」を4粒、ガムテープの粘着面を外側にぐるりと巻いて貼り付け固定しています。

写真では少し分かりづらいですが、ペットボトルの両サイドに窓を作っており、そこからかたつむりが侵入できるようにしています。

かたつむりはこのペットボトルの中で絶命する仕組みとなっています。

サンケイのマイマイペレット

マイマイペレットとは、かたつむりやなめくじを誘引し食毒効果のある粒です。沖縄県内に会社違いで2種類あるそうですが、私達が使用しているのは以下の商品です。

サンケイマイマイペレット

マイマイ類(カタツムリ、ナメクジ等)を誘引する”メタアルデヒド”を主成分に穀粉等を加えた、誘殺効果の高い薬剤です。

「琉球産経株式会社」ウェブサイトより

このマイマイペレットは農協や種苗店、ホームセンターなどで購入することが出来ます。500g入りと2kg入りの2種類があるそうですが、一般の家庭菜園の場合は前者で十分かと思われます。

500g入りは500円前後となります。

プランターへの設置

我が家のプランターへ「自家製かたつむりホイホイ」をこのように設置しています。

風で飛んでしまわないように重しをしています。

ちなみに、このプランターにはイチゴとネギが共存しています。イチゴの収穫時期は今年はもう終わりましたが来年に備えて育て続けようと思っています。ネギは切っても切っても伸びてくる優れもので我が家では重宝しています。使いたい時に欲しい分だけ切り取って使っています。

畑への設置

プランターだけでなく畑にも使えます。畑に設置する場合はこのようにペットボトルにキリで穴を開け、ハンガーの上の部分を差し込んで固定しています。

何故ペットボトルの中なのか

ペレットは植物に直接触れるように設置してはいけないこと、雨や水に触れると効果が減少することなどから、このようにペットボトルの中に入れて雨風にさらすのを避けています。

こうすることで人間が誤って直接触るのを防ぐことも出来ます。

注意点(動物や人体への影響)

メタアルデヒドは、かたつむりやなめくじの駆除剤として知られているそうですが、動物や人に対しても毒性があります。小児は3g食べると死に至るとされているそうです。

マイマイペレットに触れる際は手袋を着用し、作業後は手を洗うことをお勧めします。

犬や猫を飼っている方は、もし家庭菜園や畑にこれを設置するのであれば、彼らが誤って食べてしまわないよう細心の注意を払う必要があります。

「自家製かたつむりホイホイ」の効果

私達はまだ使用開始したばかりなので効果はまだ分かりませんが、この技を教えてくれた家庭菜園の師匠(義父)によると、ペレット4粒の設置で30匹以上は捕れたことがあるそうです。

その光景は直視することが躊躇われそうなものですが、ともあれ駆除効果は折り紙付きだと言っていました。

かたつむりの大量発生に困っている方は試してみるのも手かもしれません。

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