BISで公表されている2019年11月11日までの実効為替レート(週更新)をグラフ化しました。
BISから実効為替レートを確認する方法はこちらを参考にしてください。

実効為替レートを確認する方法
国際決済銀行(BIS)が公表しているEffective exchange rate indices(実効為替レート指数)の見方について説明します。値は週更新と月更新されており、数値の高い低いで通貨の強弱を確認できる方法になります。前年度、前月の比較といった使い方で今の適正水準を探ることを目的とします。
グラフの対象国はFXで使われている通貨を中心にしています。
日付のスタートは2018年1月からにしており、前年・前月値との比較で今月値が高くなっている場合には上昇していると判断できます。
以下はサマリーになります。
それでは各国のグラフを見ていきます。
アメリカ
日本
ユーロ・イギリス
オーストラリア・ニュージーランド
カナダ
トルコ・南アフリカ・中国
まとめ
前年比較と前月比較での上昇率順位をまとめてみました。
イギリス買いを中心にシナリオを作ろうかと思います。
通貨ペア売りは南アフリカ、ユーロ、ニュージーランドでしょうか。
前年比較の順位(上昇率順)
日本、イギリス、カナダ、アメリカ、中国、ユーロ、南アフリカ、トルコ、オーストラリア、ニュージーランド
前月比較の順位(上昇率順)
イギリス、トルコ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、カナダ、アメリカ、ユーロ、南アフリカ、日本
また主要3か国の先週からのレンジを計算してみました。
ドル円:108.45~109.18
(先週の予想レンジ:107.77~108.76)
ユーロドル:1.1017~1.1098
(先週の予想レンジ:1.1120~1.1275)
ユーロ円:120.30~120.36
(先週の予想レンジ:120.95~121.52)
ユーロが売られてすでにレンジを外れているのですが、ターゲットに向けて買いで攻めるかは別途チャートの分析が必要になります。