摩訶不思議な果物「カニステル」の美味しい食べ方をご紹介

カニステルの季節が到来しました。

義理の両親の畑にカニステルの木が何本かあり、3月頃になると毎年カニステルが大量に採れます。

今年は2歳の娘も一緒にカニステルの収穫を手伝い、自分たちが収穫した分だけをいただきました。

 

採れたてのカニステルはビワをふた回り程大きくしたような見た目ですが、味も香りも全く異なります。そういえば洋梨や柿にも色や形が似ているような気がしますが全くの別物です。

カニステルとは?

カニステルは国内だと沖縄、近隣諸国では台湾などで見かけるフルーツです。

沖縄では「蟹も捨てる果物」と揶揄されていることから「カニステル」は沖縄方言なのかと思いきや、原産地はアメリカのようで英語表記では「Canistel」だそうです。海外では「egg fruit」という愛称もあるそうです。

フルーツとは言え完熟前のカニステルはアボカドやカボチャ、サツマイモ等と食感や風味が似ています。しかしそれらのどれにも似つかない独特で異様な匂いがあります。

食べ頃は?

私の経験則から申し上げると、「これでもか!」という程熟れさせた時が食べ頃です。

収穫して1週間経つと押したらへこむ程度の柔らかさになり、さらに1週間置くと下の写真のように皮に茶色い部分が出てきます。ちなみに、サイズの大きいものは「キングカニステル」といいます。味は普通サイズのものとそこまで変わりません。

個人的見解ではありますが、ここまで熟れさせて食べた時に初めて「美味しい!」と思えます。独特で異様な匂いも、皮が黒くなり始めるのに反比例して軽減されていくような気がします。

今回も収穫して1週間のうちに何度か食べましたが、やけに水気が無く、しっとりしているようでパサパサしており、1回口に入れると「もう結構です」と言いたくなるような強烈な風味に戸惑いました。ドリアンを彷彿とさせるような扱い辛さを感じ、「蟹も捨てる」の意味がわかったようが気がしました。

どんな味?

収穫から1週目のカニステルは、サツマイモ、カボチャ、卵の黄身を足して等分したところに存在感のある独特な甘さが加わったような味です。その風味はどのようにアレンジしても消えないほど個性的です。

しかし驚くべきことに、収穫から2週目のカニステルはお酒や発酵食品を想起させるような芳醇な味に変化します。例えるなら、チーズ、ラムレーズン、ブランデーをかけたバニラなどです。

この不思議な変化が、摩訶不思議な果物カニステルの底力だと思っています。

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カニステルの美味しい食べ方

今回カニステルの食べ方をいくつか試しましたので、お勧め順にご紹介します。

1.そのままの味を楽しむ

完熟時のカニステルは、そのまま生で食べるのが最もお勧めです。

その芳醇な風味を自然のまま丸ごといただくのが、一番美味しい食べ方かと思います。

クラッカーに載せて食べたり、野菜サラダやヨーグルトと一緒に食べるのもアリだと思います。

2.カニステルとリンゴのジャム

カニステルが採れすぎて困っている方や、放置し過ぎて食べ頃を逃してしまった方などに是非お勧めしたいのが、カニステルとリンゴのジャムです。

リンゴのジャムを作るためのレシピにカニステルを投入して作ってみましたが、リンゴの酸味が良いかんじでカニステルの強烈さを爽やかに包み込んでくれて美味しく仕上がりました。味のジャンルが違うので引き立て合っているようです。リンゴとカニステルはほぼ同量にして作りましたが、好みで良いと思います。

カニステルの種周りは少々固い膜のようになっていますが、それは取り除いた方が良いです。

このジャムはヨーグルトとの相性ばっちりです!

3.カニステルとリンゴのケーキ

こちらのレシピを参考に「カニステルとリンゴのケーキ」を作りましたが、美味しく仕上がりました。前述のジャム然り、リンゴとカニステルは相性が良いのだと思います。
材料や分量などを試行錯誤しながら何度か作りましたが、リンゴを主役に立てカニステルを入れ過ぎないようにすることが美味しく作るコツだと思います。
リンゴはぶつ切りで入れたいですが、カニステルはある程度潰した方がケーキに馴染みやすいです。
リンゴのケーキのレシピであればどれも応用できますので、カニステルが手に入った際には是非お気に入りのレシピを使って作ってみてはいかがでしょうか。

4.カニステルのステーキ

色々とアレンジを試した中で、カニステルをフライパンで焼いて食べるのも思いがけず美味しかったです。

すき焼きのタレをたっぷり目で焼いてパセリを載せて食べましたが、独特の風味が和らぎカボチャの甘煮のような風味になって美味しかったです。

どんな風にアレンジしてもカニステルの存在感は残るので、それを消すつもりで調理したら意外と美味しさを引き立たせる効果を生み新レシピの発見につながるかもしれません。

お勧めできないアレンジ方法

以下の2つのアレンジも試してみましたが、個人的にはあまりお勧めできないので併せてご紹介します。

  1. カニステルのコンソメスープ
  2. カニステルのスイートポテト風

カニステルをアレンジする時に真っ先に思いついたのがスープでしたが、いざ作るとうまいこと味がマッチせず苦い思い出になってしまいました。赤ちゃんでも食べない離乳食のように仕上がり、しばらく置いていると水が分離していきました。カニステルは水気が無いだけでなく、こんなに水と馴染まないのかと驚きました。

またサツマイモやカボチャのような食感からスイートポテトもいけそうだと思い、サツマイモとカニステルを半々にして作ってみましたが、そこまで美味しくは仕上がりませんでした。似ている食感だからと言って上手くいくわけでは無いのだと反省しました。単純に完熟前のカニステルを使ったのが敗因だったかもしれませんが。

カニステルは完熟の時を待ち美味しく食べたい

カニステルを以前食べたことがあり美味しかった記憶を持つ人にこそ気をつけて欲しいのは、「完熟前のカニステルを食べないこと」です。

芳醇な甘さを予想して食べると落差に驚き、まるで別の食べ物を食べている気分になるかもしれません。

カニステルは完熟の時を待って美味しく「め・し・あ・が・れ!」。

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