「FXメタトレーダープログラミング入門」「EA実践プログラミング」 豊嶋久道

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この本を選んだ理由

プログラミングはC言語を少しかじったくらいの超がつく初心者ですが、社会人になりFXを裁量で取引し始めてから、寝ている間やチャートを見ていない時にも自動売買ができることに憧れて再度勉強しようとしています。

しかし勉強するにもMT4のExpert Advisor(自動売買するためのプログラムで略してEA)を作成するためのMQL(プログラミング言語)についての情報は少ないうえに難しく、色々と調べていく中この著者の本に出会いました。

新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門

新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング

この本は評価がとても高く、今ならKindle Unlimitedに登録していると無料で読むことができます。

2冊購入するよりKindle Unlimitedに入った方が安く読めるという利点がありますが、いつ読み放題から外されるか分からないので、できるだけ早く読破することをおすすめします!

そして色々なMT4に関する本がある中、比較的新しめの本になります。

本の説明・感想

簡単な説明と感想

初心者には以下の順番に本を読んでいくと理解が深まります。

  • 新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門
    • メタトレーダーの紹介、スクリプトのプログラミング、カスタム指標のプログラミング、エキスパートアドバイザー(EA)のプログラミングといった構成になっています。
    • この本はEAを作るというよりもMT4の各操作や、有名なインジケーター(移動平均線やボリンジャーバンドなど)、カスタムインジケーター製作の説明がメインになります。最後に少しストラテジーテスターの説明もありますが、EAを作っていくのはメタトレーダーEA実践プログラミングの方に詳しくは説明されています。

 

  • 新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング
    • EAの作成がメインになっています。途転(ドテン)売買システム( 順張り、 逆張りシグナル)、手仕舞いを追加したシステム( テクニカル指標による手仕舞い、 損益による手仕舞い)、仕掛けフィルタを追加したシステム(待機注文によるフィルタ、 テクニカル指標によるフィルタ、 タイムフィルタ)、可変ロット・マルチポジションシステム( 売買ロット数を変化させるシステム、マルチポジションシステム、複数のポジションで手仕舞いを変える)、EAプログラミングのコツといった構成になっています。
    • 移動平均線の交差やボリンジャーバンドの交差といったよく使う手法や、注文における損切・利確幅、取引時間の設定などコードのサンプルが見れるのは大変勉強になると思います。

この本をもとに進めていく中で、2点注意があります。

  1. サンプルコードのティック時実行関数がvoid OnTickとなっていますがvoid Tick()にしないと動きません。
  2. サンプルコード内の本書ライブラリもinclude “LibEA4.mqh”となっていますが、#include “LibEA.mqh”へ変更が必要です。ダウンロード先は著者ウェブサイトのToyolab FX からになりますが、ファイル名が異なっています。

とりあえずコードをコピペして動かそうとするとエラーが出てしまい、挫折しそうになりました。ここが初心者の私にとっての壁でした。

まとめ

この本のほか、少し古いですがiCustomで変幻自在のメタトレーダー Modern Alchemists Seriesも購入して読んでいるところです。

まずは色々なコードを見て、写して、動かして覚えていこうという泥臭い考え方でやっています。

あとEAは作っているときはいいのですが、時間が経ってしまうと結構忘れることが多いため、EAの名前やコード内の説明部分を分かりやすくしていくことをおすすめします。

まだ検証の段階ですがいくつかEAを作っているので、今後公開していけたらと思います。

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