県全体の漂着ゴミ6,871㎥ うち半分は八重山諸島 

2017〜2018年度の県全体の漂着ゴミは6,871㎥、うち半分は八重山諸島が占めているそうです。

情報元: 2019年11月18日琉球新報

これは2019年11月12日に那覇市内で行われた「沖縄21世紀ビジョン基本計画」を総点検する「第5回離島過疎地域振興部会」において、沖縄県が行った報告だそうです。

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「第5回離島過疎地域振興部会」の漂着ゴミに関する報告

「第5回離島過疎地域振興部会」の漂着ゴミに関する報告内容を一部抜粋します。

海岸漂着物の適正処理等の推進については、国の補助金を活用し、漂着の状況等を調査するとともに、海岸漂着物の発生抑制対策及び回収・処理に取り組んでいる。  海岸漂着物に関する調査では、漂着物の現存量調査を行うとともに、経年変化を把握する漂着量モニタリング調査を実施した。

その結果、平成29~30年度の県全体の現存量は約6,871m3であり、その半分を八重山諸島が占め、ペットボトルの過半を海外製のものが占めていた。加えて、流出源調査として河川のごみ量調査を実施したところ陸域からの影響も確認されたほか、マイクロプラスチックに関する調査では、調査した13海岸全ての砂浜からマイクロプラスチックが確認されるとともに、海岸に生息する生物の体内からマイクロプラスチックが見つかった。

引用元: 沖縄県HP 沖縄県振興審議会「離島過疎地域振興部会」について

同報告書の中には、平成23〜30年度までに沖縄県と市町村が連携して約30,000㎥(4,500トン)もの漂着ゴミを回収処理したとあります。

4,500トンという数字は美ら海水族館の大水槽3分の5の容量にあたり、200リットルドラム缶で換算すると約22,500本に相当します。

内容物不明のポリタンク、注射針、電球などの危険なゴミも中には流れ着いているということです。

漂着ゴミに由来するマイクロプラスチック汚染について

報告書では調査した13海岸全ての砂浜からマイクロプラスチックが確認されたとあります。

沖縄の砂浜に生息する貝類、甲殻類の体内からマイクロプラスチックが検出されたというニュースも今年5月にありました。漂着ゴミが多い海岸の生物から多くのマイクロプラスチックが見つかっているとのことです。

情報元: 2019年5月21日琉球新報

人体に影響は無い程度とは言えど、自然に還らないプラスチックが海岸に残存し続けることの生態系への影響は免れないでしょう。

SDGs(持続可能な開発目標)14番目のターゲット「海の豊かさを守ろう」

海洋プラスチックゴミの問題は、国境を越えて取り組まなければ決して解決しない問題です。

2015年9月の国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」の14番目のターゲットが「海の豊かさを守ろう」になります。

日本はどのようにリーダーシップを取るのでしょうか。

海洋プラスチックごみ 世界全体での海洋プラスチックご み問題の解決を目指し,この問題 に対する以下の実効的な取組を推 進するためのイニシアティブを主導 。

① 3Rや廃棄物処理に係る制度構築 及びインフラ整備への支援,民間 投資や官民連携の推進

② 代替素材等に関するイノベーション

③ モニタリング手法の策定等,科学的 知見の集積・共有

引用元: 外務省HP「SDGsについて」

2020年7月より全てのレジ袋が有料化されるなど、いち市民にとってようやく目に見えた規制が出てきます。

最後に

海洋プラスチック汚染の問題について、個人的に今できることは「現状を知り、発信していくこと」だと思っています。

世界規模で問題となっている海洋プラスチック汚染ですが、海に囲まれた沖縄の島々にもその影響が押し寄せています。

ただし、沖縄県振興審議会「離島過疎地域振興部会」の報告内容を見ると、漂着ゴミの20%が日本製のゴミだとのことなので、「どうせ大半は海外からのゴミだろう」と近隣諸国のせいばかりにせず日本に居住する我々一人ひとりも危機意識を持たなければなりません。

この深刻な問題に対して勉強不足を感じる日々です。

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