義理の両親がやっている「趣味の畑」で育てられているもののひとつに「島カボチャ」があります。
うちの畑は9~10月頃が収穫のピークですので、ちょうど今の時期は採れたカボチャが常に数個ストックされている状態です。
沖縄の「島カボチャ」
沖縄で採れるカボチャを「島カボチャ」といいます。
国内で一般的に分類されるカボチャ3種「ニホンカボチャ」「西洋カボチャ」「ペポカボチャ」のうち、島カボチャは「ニホンカボチャ」に分類されるそうです。スーパーでよく見かけるのは「西洋カボチャ」です。
島カボチャはさらに「チンクワー」と「ナンクワー」に分けられます。縦にみぞが入っているタイプのものを「チンクワー」、果皮がすべすべしているタイプのものを「ナンクワー」と呼びます。かぼちゃと聞いて思い浮かぶのは「チンクワー」タイプだと思います。
形は、一般的なラウンド型の他、細長いもの、ひょうたん型のものと様々です。
果皮はオレンジ色?
島カボチャは完熟させるとこのように果皮がオレンジ色になります。
うちではオレンジ色になるまで畑で熟させることが多いですが、緑色の状態のものを採って家の中で放置していてもオレンジ色になります。
この色を生かしてジャコランタンを作ってみたこともあります。このようにテーブルに置くだけでも「ハロウィーン」らしさを演出できます。
味は?
西洋カボチャよりも「甘み」が低くサッパリしています。西洋カボチャの持つ「ほくほく」感とは異なる味わいです。
十分に完熟させることで甘みが増し、美味しく食べられます。
水分が多めなので煮物に適しているといわれています(煮崩れしにくい)。
収穫前の島カボチャ
収穫前の果皮が緑色の状態の島カボチャです。このように地面に這わせて栽培しています。
葉やツルの中で密かに実がついています。
島カボチャを育てるのは比較的簡単
島カボチャは比較的、手間暇をかけずに栽培できる野菜のひとつだと思います。うちの畑では、5年程前に食べたカボチャの種をホイっと蒔いたら、芽が出てツルが伸びて花が咲き実がなりました。それ以来、毎年20個以上は採れています。
島カボチャは病気になりにくく、暑さや湿気にも強いそうです。
勝手に生えた島カボチャ
うちのベランダの空いているプランターに、いつの間にか島カボチャが発芽していたこともありました。
1階でも島カボチャを育てているため、推定なのですが、そこから種が虫に運ばれてきた(?)ものと思われます。このプランターは2階にあります。
何が発芽したんだろうと思い様子を見ていたら、葉や花でカボチャだと分かりました。
とにかくツルがよく伸びます。その生命力には脱帽です。
このプランターではついに実がなりませんでしたが、島カボチャの育てやすさを感じた一つの経験でした。
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