2月から4月にかけて沖縄県内のあちらこちらでブーゲンビレアが咲き乱れます。最も見頃を迎えるのは3月の卒業シーズンだと思います。
ベランダから咲きこぼれていたり、門のアーチに這って咲いていたり、建物の一部となり燃え盛るように咲き誇るブーゲンビレアを見ると沖縄らしさを感じます。
県内でこのブーゲンビレアが市の花となっている市町村は、那覇市、糸満市、豊見城市、宮古島市、読谷村、北中城村、西原町、南風原町の8市町村です。
ブーゲンビレアは赤紫色だけではない
ブーゲンビリアは赤紫色がもっとピンクがかったような色のものが多い印象ですが、白いものも時々見かけますし、オレンジや黄色のものもあります。
実家のブーゲンビレアは赤紫系の色で一重咲きのタイプ。県内で最もよく見られるものだと思います。
冬はなんとなく赤寄りの色なのですが…
だんだん紫・ピンクの比率が増し、ピンクがかった赤紫色に変化していきます。色が変化していく様子を見るのも楽しいです。
色別に花言葉も異なるようですし、白系ブーゲンビレア、赤系ブーゲンビレア、赤紫系ブーゲンビレアと色によって受ける印象が違います。
沖縄県沖縄市にある東南植物楽園で色とりどりのブーゲンビレアを見ることができます。また東南植物楽園では毎年春にブーゲンフェアをやっていて100万輪から成る日本一大きなブーゲンタワーを見ることができます。
ブーゲンビレアの色がついた部分は花ではない
実はブーゲンビレアの花は赤紫、白、赤などの色がついた部分ではありません。この色がついた部分は「苞(ほう)」と呼ばれるもので、苞の中に存在している筒状の白い小さなものが花です。
白い花が苞から飛び出すように見えています。
一つだけ咲いているもの。
こちらは2つ咲いているもの。
こちらは3つ全て咲いています。
ブーゲンビレアは比較的育てやすい庭木
ブーゲンビレアは比較的育てやすい庭木だと言われています。地植えでも鉢植えでも育てられるようです。寒さにも強いとされていますが、熱帯地域で親しまれています。沖縄においては、庭に花の地植えを考えるならまずブーゲンビレアが候補に挙がるのでは?と思えるくらい、ハイビスカスやデイゴなどと並んで沖縄らしさを感じさせる花なのではないかと思います。
さあ、いよいよ年度の変わり目です。
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